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エコドライブ

夏の暑さも和らぎ、過ごしやすい気候となり、行楽には最適な季節がやってきました。

この時季、車でお出かけする方も多いと思います。

そんなあなたにおススメしたいのが、「エコドライブ!!」

エコドライブとは燃料消費量やCO₂排出量を減らし、地球温暖化防止につながる「運転テクニック」「心がけ」です。



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エコドライブの具体的なメリットは3つ

地球温暖化防止につながる

国土交通省の調査によると、2023年度の日本のCO₂排出量のうち、自動車からの排出は、全体の16.5%(※1)を占めており、
エコドライブの実践などでCO₂排出量自体を減らす取組がとても重要です。



燃料代の節約になる

エコドライブは、燃料の消費量を減らせるため、燃料代の節約にもつながり、
環境にやさしいだけでなくお財布にもやさしい運転だといえます。



交通事故防止につながる

エコドライブを意識することで、急発進や急停止の回数が減り、
交通事故の防止につながる、というメリットもあります。

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エコドライブのポイント

エコドライブのポイントを10の取組に分けて示したのが「エコドライブ10のすすめ」です。

エコドライブ10のすすめをタイプ別に分けて説明します。さあ、できることから、はじめてみましょう!!



タイプⅠ : 今すぐ簡単にはじめたいあなたには

☆運転以外の部分でも、事前の確認でできる取組や、ちょっと気にかけるだけでできる取組があり、燃費は大きく変化します。

タイプⅡ : 今よりもっと燃費を良くしたいあなたには

エコドライブ10のすすめの中で、具体的なドライビングテクニックを表しているのはこの3つだけ。

この3つを極めることで成果を実感できるはず。

※2 電動車は 回生ブレーキが作動

タイプⅢ : 運転マナーを重視したいあなたには

道路はみんなのもの。自分もまわりの人も、気持ちの良いドライブをしませんか?

あなたの運転で、社会が変わるかもしれません。

※3 エアコンOFFの場合

タイプⅣ : エコドライブの効果を実感したいあなたには

※4 エコドライブナビゲーション:理想的なエコドライブを画面や音声でリアルタイムに案内してくれる車載カーナビシステム

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エコカー(環境にやさしい自動車)× エコドライブでもっとエコに!!

エコカーでエコドライブ!その組み合わせで、より環境にもお財布にもやさしいドライブを実践しましょう!!

エコカーの中でも、特に排ガス性能と燃費性能が優れ、災害時には電源として活用できるのが「次世代自動車」です。

※車種や給電方式によって能力や使用方法が異なります。

札幌市では、2030年に次世代自動車の割合を市内の自動車保有台数の60%まで引き上げることを目指しており、

国も2035年までに乗用車の新車販売を電動車100%にする目標を掲げています。

次世代自動車の主な種類と特徴

•電気自動車(EV)

電気を動力源とし、走行中にCO₂を排出しません。バッテリーに蓄えられた電気を家庭に供給したり、外出先で電源として活用したりすることも可能です。コストが高い点や充電設備の整備などが課題とされていますが、現在、航続距離を伸ばし、充電時間を短縮するためのバッテリー技術や、全固体電池などの次世代技術の開発が進められており、国も2030年までに公共用急速充電器3万口を含む30万口の充電インフラ整備を目指しているなど、普及に向けた取組が進められています。

•ハイブリッド自動車(HV)

ガソリンエンジンと電気モーターの両方を搭載し、走行状況に応じて最適な動力源を使い分けます。従来のガソリン車より燃費性能を向上させ、CO₂排出量を削減します。EVと同様にコストが高い傾向がありますが、HVをEVやPHEVへの移行期における有力な選択肢としての可能性もあり、さらなる燃費向上を目指した技術開発や、より安価に製造するための取組が進められています。

•プラグインハイブリッド自動車(PHEV)

ハイブリッド車と同様の機能・特徴に加えて、外部からの充電も可能です。モーターのみで走行できる距離が長く、ハイブリッド車よりもさらにCO₂排出量を減らせます。EVと同様、バッテリー走行による航続距離を延ばすためのバッテリー技術の改良が進められています。

•燃料電池自動車(FCV)

水素を燃料とし、空気中の酸素と化学反応させて電気を作り出し、電気モーターで走行します。走行時にCO₂を排出しません。コストが高く、水素充填ステーションの整備が課題とされていますが、EVの充電時間と比べ、FCVの燃料である水素は充てん時間が短く、また、航続距離が長いという利点を活かし大型トラック、小型トラック及びバスといった燃料電池商用車での活用も期待されています。

買っておトク!!

次世代自動車の購入に際しては、燃費性能に応じた税制優遇措置や、国・札幌市で補助金制度があり、購入時の費用負担を抑えることができます。

税制優遇措置:自動車重量税を対象とした「エコカー減税」や自動車税を対象としたグリーン化特例、

さらに車の取得時に環境性能に応じて税率が変わる環境性能割があります。

エコカー減税の対象となる具体的な車種は、各自動車メーカーの公式サイトや日本自動車工業会のウェブサイトで確認できます。



補助金制度:[国] 「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」

対象:EV、PHEV、FCVなどの購入

補助金額:車両の性能や登録時期によって異なり、車両ごとに補助額が設定

※最新の情報は一般社団法人次世代自動車振興センターのウェブサイトで確認ください。



[札幌市]「札幌市ゼロエミッション自動車購入等補助制度」

対象:EV、FCVの購入

補助金額:EV 定額10万円(軽EVは定額5万円)、FCV 定額50万円

※補助を受けるに当たって一定の要件があります。詳しくは札幌市のウェブサイト等で確認ください。

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