コラムCOLUMN

最近、こんなことを感じたことはありませんか?
〇記録的な暑さや大雨、急激な寒波など、異常気象が増えている。
〇四季の移り変わりが不安定になっている。
〇天候に影響され、農作物の価格が高くなったり、
供給不足になったりすることが増えている。
〇熱中症のリスクが高まり、熱中症による救急搬送者数が増えている。
このように、私たちの日常生活に様々な形で地球温暖化の影響が現れています。


資料:人口動態統計より環境省作成
出典:環境省(令和6年版環境白書)

資料:AFP=時事
出典:環境省(令和6年版環境白書)
一方で、こんな風に思うことありませんか?
○話が大き過ぎて何だか実感がわかない。
○私一人がやらなくても大丈夫でしょ?
○省エネや節電って本当に効果あるのかな?
でも実は、モノの消費やサービスの利用などの観点から算出された日本のCO2排出量の約6割は、衣食住を中心とする日常生活に起因したものです。

※各項目は、我が国で消費・固定資本形成される製品・サービス毎のライフサイクル(資源の採取、素材の加工、製品の製造、流通、小売、使用、廃棄)において生じる温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)を算定し、合算したもの
でも、わたしたちの行動で地球を救えるのでしょうか?
「バタフライエフェクト」って聞いたことありますか?
蝶のはばたきが、最終的に遠く離れた場所でハリケーンを引き起こす可能性があるという例え話から小さな変化や出来事が、時間とともに大きな影響を及ぼす現象を指します。
気候変動対策においても、私たち一人一人の小さな行動や選択が積み重なり、多くの人が同じような行動を取ることで、CO₂排出削減に大きな効果を生むことができるのです。
まさに、バタフライエフェクトのように。

だから、日々のくらしの中でできる身近なことからはじめませんか!
環境省では、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動「デコ活」を展開中です。
衣食住・職・移動・買い物など、生活全般にわたる将来の暮らしの全体像「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後」を提案し、日常における一人ひとりのデコ活の実践を呼びかけています。
私たちが、少しずつでも、CO2の排出が少ないモノやサービスを選ぶという、日々の行動を「皆で」変えてみることが、脱炭素社会づくりに貢献することになります。
さあ!あなたも「バタフライエフェクト」を目指して、できるところから「デコ活」はじめませんか!!
【関連リンク】
- ※デコ活 :二酸化炭素(CO₂)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)と活動・生活を組み合わせた新しい言葉です。 https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/
今後、コラムでは、皆さんの脱炭素行動を後押しする取組・製品・サービスや実践行動の例などを毎月紹介する予定です。
次回は6月中旬ごろ掲載予定です。お楽しみに!

資料:環境省